【合格体験記】実用数学技能検定 準1級
試験概要
- 通称「数検」で、英検、漢検と並んで3大検定(なんて言われてないだろう)である。
- おそらく英検が超メジャーで、漢検もよく耳にする。が、数検となると超マイナー で知らない人もいっぱいいるだろう。
- 検定種別は上から1級、準1級、2級、…とある。
- 上位級を持っていると 大学受験の際に優遇してくれる学校もあるらしい。
- 大人になって受ける場合は完全に趣味のレベル となる。
- 準1級は 高校3年程度 の内容が問われる。
- 試験は1次試験と2次試験から成り、それぞれ「計算技能検定」と「数理技能検定」である。
受験動機
- 数検2級の勉強をしていたら数3・数Cの勉強もしたくなったから。
- 数検2級に合格したら数検準1級もほしくなったから。
- というか「高校3年程度」の内容ぐらい理解しておけよ、仮にも情報工学系の大学出てるんだから…
受験回数
1回
受験回
- 令和4年度(2022年)第391回試験(合格)
学習方法
2級のときと同様まずは、高校のときに使っていた数3・数Cの教科書やら問題集を引っ張り出してきて学びなおした。
検定試験 対策として、ユーキャンが出している「数学検定 ステップアップ問題集 準1級」、公式が出している「実用数学技能検定 [完全解説問題集] 発見 準1級」をやった。
勉強してみての感想は、2級よりも圧倒的に難しい ということ。普通高校できちんと普通科目を履修している子はここまでちゃんとやっているんだろうな。2級のときよりも一層、触れたことのない学習内容が多かった。あと 計算問題がかなり複雑になった と感じた。
受験して
2級のときと同様、提携会場で受験した。
想像通り、2級よりはるかに難しかった。というか答えが非常に汚くて不安になる。(数学あるあるだと思うが…)
1次試験はまあ大丈夫だと思うが、2次試験のできがイマイチで非常に不安が残る…
試験結果
1次試験が 7/7点(100%) で、2次試験が 2.5/4点(62.5%) で合格だった。合格基準は1次試験が 5/7点(約71.4%) で、2次試験が 2.5/4点(62.5%) だった。
1次試験は計算問題で、2級のときと同様、ミスなくできてよかったと思う。
2次試験は文章問題で、必須問題のうち、1題は解けた。もう1題は解けなかった。また選択問題のうち、1題は解けた。もう1題は(1)と(2)のうち(1)だけ解けて0.5点、(2)は解けなかった。
コメント
本当にギリギリでの合格となった。2次試験の必須問題の1つは試験終了間近まで解けていなかった。だが、最後まで考え続けてギリギリで閃き、結果的に〇(1点)をもらうことができた。
選択問題の1つは(1)しか解けなかったが、これで0.5点をもらえて、合格点ジャストに滑り込めた。これが0.4点だったら不合格に終わっていたことになる。
頭のいい人はすぐに解けて途中で退出する人もいるが、自分はそうではないので、制限時間一杯までがむしゃらにあがいている。これが結果的に合格を引き寄せてくれた。
今回は運よく勝利を拾うことができた。今までの経験上 努力すれば報われるということは必ずしもなく 運に見放されることもある。ただし 努力しなければ報われることは決してない のである。
ギリギリの線で合格に転ぶか不合格に転ぶか、これを前者の方に傾けるためにも、努力することが大切 である。
高校のときに2級に落ちて、社会人になってリベンジ、そしてなぜか準1級も取ってしまった。これで「高校3年程度」までの内容をある程度理解したことになる。
この状態で大学に入っていたら、(特に理数、情報工学系の)授業の理解度が全然違ったんだろうな。真面目に授業は受けていたので、単位を落としそうになったりしたことはないが、非常にもったいないことをしたと感じる。
思い返せば、授業で出てくる複雑な数式なんかは、ろくに理解もせずに使っていた気がする。まあその程度でいい場合もいっぱいあるだろうけど、どうせなら理解したかったね。
数学の勉強は楽しいため、続いて 1級 を受けようか、というのも考えたけど、ここは一旦保留としたい。理由は以下。
- 準1級でギリギリの合格であったため、1級を合格するためには途方もない勉強時間と努力が必要になりそう。
- 自分は社会人であるため、そこに大きなコストをかけるよりも、実務に直結するような勉強をした方が役に立つだろう。
過去の記事