【合格体験記】LinuC レベル1 101試験
試験概要
- Linux(OS)に関する知識や技術を問う試験。
- Linuxに関する試験には「LPIC」と「LinuC」がある。前者は世界的に知名度がある資格で、後者は日本国内で知名度がある資格らしい。これは後者。
- レベル1は「101試験」と「102試験」の両方に合格することで認定を受けられる。これは前者の試験。
受験動機
受験回数
1回
受験回
- 令和6年度(2024年)CBT試験(合格)
学習方法
通称「あずき本」と言われている、あずき色をした教科書的なもの「Linux教科書 LinuCレベル1 Version10.0対応」で勉強。
それに加えて問題集である「Linux教科書LinuCレベル1 スピードマスター問題集 Version10.0対応」で勉強。
あずき本を一通り読み、付属されてる模擬試験をこなしたあと、問題集をこなした。
それぞれ4周くらいやったかな。
受験して
想像よりも難しかった印象。教科書や問題集にあるような問題も出たが、関連するが見たこともないようなものも結構あった気がする。
試験結果
得点は200~800の間になるよう調整される、とネット上の色々な場所で書かれているが、公式のWebページでそのような記述を発見できなかった。自分が見つけられなかっただけかもしれないが、出どころはどこなんだろう。
それから、公式によると合格ラインは65~75%程度らしい。800点満点と考えると、520~600点の間となる。今回の合格基準480点(60%)を考えると、やや難しめだったのかもしれない。
セクションは5つに分かれている。
- 1つ目「Linuxのインストールと仮想マシン・コンテナの利用」の正解率は68%だった。確かに勉強中もこの分野のできは悪かった。普段業務等で仮想マシン(virsh)やコンテナ(docker)を利用する機会がない。紙を眺めて勉強しても、普段利用しないものってすごく頭に入ってこないよね。
- 2つ目「ファイル・ディレクトリの操作と管理」の正解率は80%だった。これはそれなりに業務で使うからね。まあこんなもんだろうなと思う。
- 3つ目「GNUとUnixのコマンド」の正解率は93%だった。これも業務でよく使う。「ファイル・ディレクトリの操作と管理」がGUIベースで操作できるのに対し、こっちはまあコマンドを叩く必要がある訳で。やっぱ使ってる分成績がいいね。
- 4つ目「リポジトリとパッケージ管理」の正解率は62%だった。これはまじでやばい。勉強してるときもダメダメだった。Debianパッケージを取り扱う「dpkg」と「apt」コマンド、そしてRPMパッケージを取り扱う「rpm」と「yum」コマンドがある。パッケージ管理のコマンドなので、それぞれにほとんど同じ機能を持つサブコマンドやオプションがあるのだが、これらはコマンドによって異なる。ほんとこんなの暗記するのは苦行以外の何物でもない。使うときに調べればいいよ、そんなもん。
- 5つ目「ハードウェア、ディスク、パーティション、ファイルシステム」の正解率は72%だった。これは勉強してるときはかなりできてたんだけど、成績があまりよくなかった。ちょっと悔しい。
コメント
全体を通して、まあ自分の理解度がそのまま成績に反映された感じかなと思う。
Linux(Ubuntu)は日常の業務で使うので、勉強する意義が大きい。
まあ難易度は低めと思うので、大きな達成感は得られないのだが、小さな成功体験を積み重ねるのも大事でしょう。